みんたるで開催されるイベントです
2024年2月20日(火):PCP TALK CAFE in 札幌(お話:高遠菜穂子さん&類家宏平さん)
PCP TALK CAFE in 札幌(お話:高遠菜穂子さん&類家宏平さん)
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2024年2月20日(火)
PCP TALK CAFE in 札幌(お話:高遠菜穂子さん&類家宏平さん)
主催者:ピースセルプロジェクト
時間:19時~
参加費:1500円(資料と1ドリンク付) |
TALK①
類家宏平(ピースセルプロジェクト理事) イラクで取り組む紛争予防一絵本と演劇のチカラー TALK② 高遠菜穂子 (イラク人道支援ワーカー/ピースセルプロジェクト代表理事) ISの家族と、元子ども兵たちは今.. https://www.peacecellproject.org/ ******* HPより ******* IS掃討作戦の大規模戦闘が終結して6年が経ちました。かつての激戦地は復興に向けて歩みを進め、破壊の様子から一変、新しい建物も増え、夜には照明の光がキラキラ。モスル市内の公園は家族連れで賑わっています。 しかし、大きな地域課題も残ります。分断です。掃討作戦中に捕えられたIS戦闘員の妻や子どもたちは、今もイラクとシリアの国境沿いのキャンプと刑務所に隔離されています。 イラク政府は、2021年から現在までにおよそ1万人のイラク国籍者をイラク領土内の更生施設に移送しました。数ヶ月のリハビリの後に出身地に戻っていくという流れになっています。 昨年10月から11月にかけて、かつてのIS支配地域ファルージャ、ラマディ、モスルを訪ね歩いてまいりました。そこで、IS戦闘員を親族に持ってしまった女性や子どもたちの置かれている状況と社会再統合の現状について聞き取り調査してきました。 また、少年院で刑期を終える元IS子ども兵たちにも会ってきました。彼らの社会再統合はうまくいくのでしょうか? 受け入れるコミュニティ側では、「5年以上経ってやっと、彼らが社会復帰できなければ再び武装勢力に取り込まれてしまうという話を口に出せるようになってきた」という声を聞くようになりましたが、強い拒絶反応ももちろん多くあります。 旅の終わりは、ISの虐殺を受けたヤジディ教徒の聖地シンジャール。町の中心部は6年前の戦闘で破壊されたままでした。車窓から見えるものすべてが潰され、焼け焦げ、瓦礫となっていました。時が止まったまま、再建の手が一切入ってない現状は衝撃でした。 ノーベル平和賞を受賞したナディアの出身地コチョにも行ってきました。元小学校の校舎は、集団処刑された人たちの無数の遺品と遺影。蹂躙される人々の様子を描いた絵画が飾られた資料館となっていました。校庭は集団墓地でした。村に住む人は誰もいない。コチョ村は廃村になっていました。 分断の複雑さと根深さ。対話で平和をつくりたいけれど、対話を始めることさえ不可能に思える。そんな現状を突きつけられました。それでも、対話を諦めたら人類は終わる。対話での紛争解決に足りないものを考え、実践していきたい。みなさんとそんなお話しができたらと思ってます! そして、PCPの若手ルイケ(類家宏平)が初のスピーキングツアーです!先日、イラクから1年半ぶりに帰国しました。日本の外資系医療メーカーから国際協力の世界に飛び込み、カンボジアでNGOのインターンとして勤務。そこからなぜ、イラクに飛んできたのか?そして、紛争地イラクでの平和構築や紛争予防について、彼が1年半の間に経験したことをたっぷり語ってもらいます。 |