みんたるで開催されるイベントです
2019年9月6日(金):『エボラ〜WHOによる緊急事態宣言のあとの今後の行方』(お話:西原 智昭)
『エボラ〜WHOによる緊急事態宣言のあとの今後の行方』(お話:西原 智昭)
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2019年9月6日(金)
『エボラ〜WHOによる緊急事態宣言のあとの今後の行方』(お話:西原 智昭)
みんたる共催
主催者:後援「NPO法人アフリカ日本協議会」 時間:19時~
参加費:1500円(1ドリンク付き) ★終了後に、西原さんを囲んで、交流会を開催します。ぜひ、ご参加ください~ ●当日は、西原さんの『コンゴ共和国〜マルミミゾウとホタルの行き交う森から』(現代書館、2018年)の販売も行います。 ●以下のページから、西原さんの連載エッセイ『コンゴの森の冒険者ハンク』を見ることができます(*゚▽゚*) https://www.inuneco-sekai.com/essay/01/ |
アフリカのコンゴ盆地熱帯林地域に生息する野生のゴリラとチンパンジー。いまや絶滅の危機に直面している。その原因は、子供をペットとして確保するためにその親が殺害されたり、獣肉需要に基づいたブッシュミート交易のために密猟されてきただけではない。生息環境である森林そのものが消失してきているからでもある。森林環境の激減の理由は、先進国・新興国からの需要に基づいた、多国籍企業による木材伐採であり、鉱物資源開発、大規模農地開発などのためである。
さらに近年、エボラ・ウイルスの高頻度の出現のため、一部地域ではゴリラやチンパンジーの生息数に壊滅的な影響があった。同じくウイルスに対して耐性のない人間にも多数の死者が出て、いまやウイルス患者は国境を超えWHO(世界保健機関)は7月に『緊急事態宣言』と発令した。「生物兵器」とも騒がれているエボラ・ウイルスとはいったい何なのか?致死率の高いその感染病に対処するには、予防ワクチンや治療薬の開発だけで十分なのであろうか。ウイルスによる猛威が人類の存続にとって致命的になる前に、その根本的な解決には何が必要なのか。みなさんと一緒に考えていきたい。 奮ってのご参加をお待ちしております。 ★お話:西原 智昭 1989年から約30年、アフリカ・コンゴ盆地熱帯林地域にて、野生生物の研究調査、国立公園管理、熱帯林保全に従事。国際保全NGOであるWCS(Wildlife Conservation Society)の自然環境保全研究員。NPO法人アフリカ日本協議会・理事。京都大学で人類学を専攻、理学博士。単著に『コンゴ共和国〜マルミミゾウとホタルの行き交う森から』(現代書館、2018年)。 |