みんたる日記
2008年7月30日(水)
みんたる、夏まっさかり!
暑い日が続いています。
お店のテラスに注文の冷たいオレンジジュースを持っていくと、
パラソルの下、風が気持ちよく吹いているのがわかります。
夜は大通公園のビアガーデンもいいけど、
夏の天気の良い昼間には、みんたるテラスで
本を片手に時間を過ごすのはいかがでしょうか?
お友達との待ち合わせにも是非お使いください^^
こんにちは!水曜担当ムラカタです。
さてさて、最近のみんたるはイベント出店準備でおおわらわ。
ボランティアで手伝ってくれるメンバーと一緒に
昨晩も夜遅くまで作戦会議の嵐。
そうです。今年もあの暑い3日間がやってくるのです。
8月15日(金)から17日(日)の陽が昇るまで、
石狩湾新港を舞台に7万人規模の参加者が集まる、
日本最大級の野外ロックイベント。
そう「RISING SUN ROCKFESTIVAL」なのです!!
みんたるはNPO・NGO団体が集まるオルタナティブエリアにてここ数年、
出店を続けています。
現場は昼の暑さと夜の冷え込み、
砂ぼこりと眠気、トイレなどの生理現象との戦いで
実はけっこう過酷です。
それでも、
仲間と気持ちのいい音楽と気持ちのいい時間を共有できるし、
毎回がお客さんとの嬉しい出会いの連続、
人の輪が広がるイベントだと思っています。
だから毎年、普段来てくれているお客さんもスタッフとして巻き込んで、
みんたるはこの時期、かなり盛り上がっています。
アーティスト肌の人には看板書きを頼んだり、
お料理が得意な人には、メニューを考えてもらったり、
作業をしながらも笑いが絶えない日々です。
またこのブログでも、作業状況など報告しますね!
↓↓↓↓ みんたるイベント、前売販売、予約受付中 ↓↓↓↓↓↓
-8/4(Mon)
”カンボジア先住民族ジャライ族 (森と精霊の民)”
どさんこ海外保健協力会・現地ワーカー丹野さんのお話
みんたる主催
19時~
参加費 500円(ドリンク代)+カンパをお願いします
終了後、丹野さんを囲んで、交流会を開。催します。ぜひ、ご参加ください。(1ドリンクつき1500円)
カンボジア北東部に住む先住民族ジャライ族は、森の恵みを頼りに精霊を信仰しながら素朴で幸せな生活をしていました。しかし、現在は土地の略奪など様々な問題に直面しています。どさんこでは彼らの伝統的生活ができる限り保存されることを目標にしながら、来るべき生活の変化にも備えられるような支援を行って行きたいと考えています。
彼らジャライ族の生活の様子と、プロジェクト導入の経緯、今後の方向性を写真を交えてお話いたします。
●お話・・丹野太介さん
カンボジアのローカルNGO“るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあ“で研修後、青年海外協力隊(職種は漁業協同組合)として中米ドミニカ連邦へ派遣。現在、どさんこ現地ワーカーとしてカンボジア国ラタナキリ州駐在。ローカルスタッフとともに、カンボジア先住民族ジャライ族への支援活動を行っている。任期は2010年10月までの3年間。
●活動概要
ラタナキリ州は、カンボジア国北東山岳地帯に位置し、首都プノンペンからは600kmの距離にあります。東はベトナム、西はラオスと接する国境地帯で、そのほとんどは森林地帯で占められます。人口は12万人弱といわれていますが、うち7割以上は山岳少数民族です。ラタナキリ州には8つの異なる山岳少数民族が生活しています。彼らは、焼畑式移動式農業、狩猟など生活面すべてを森林に依存しています。また例外なくアニミズムと呼ばれる精霊信仰の民です。精霊信仰は自然崇拝との相乗効果により、森林保護に寄与してきました。
1950年代以降、ラタナキリ州の豊富な森林資源は注目を浴びてきました。大規模ゴム農園、さらにコーヒー、カシューナッツ農場地として、クメール人や外国人の資本家による大規模な土地購入が行なわれてきました。肥沃な火山性赤土、少ない人口密度、これらの条件が、商業プランテーション、水力発電、材木の伐採などの格好のターゲットになりました。また、宝石など鉱物資源も豊富です。近年の急速な開発により、ラタナキリ州への交通の便がよくなり、この傾向に拍車がかかり、少数民族の生活を圧迫し始めました。生活のほとんどすべてのフェーズを森林に依存している少数民族にとって、土地を失うことの意味は重大です。基本的に土地権利の知識など持たない少数民族に対して、搾取的な土地の取引も数多く行われてきました。
しかしながら、彼ら少数民族は教育を受けていないため、文字が読めない、計算ができないなど、経済活動を行うにはきわめて不利な条件を背負っています。現状では、大規模農場での安い賃金での労働力や、州都バンルンでの肉体労働などの選択肢しかありません。また、土地を奪われた女性がバンルンで売春を行うケースも目立ち、近年少数民族専門の売春宿などもオープンしました。最悪の場合、子供や女性などは人身売買のターゲットになる可能性も心配されています。
どさんこはそのうちの3村に入り、村人達自らこれらの問題の背景を分析してもらい対策も考えてもらいました。その結果、“学校がなく教育が受けられないために、読み書きができず、計算能力もないために搾取の対象になっている“ という現状分析があり、将来的な解決のためには”学校が必要である“という結論に達しました。そして、どさんこはこれら3つの村に小学校建築を支援することを決定しました。引き続き、地域密着型の文化保存にも取り組んでいく予定です。
●北海道発プロジェクトとしての意義
本プロジェクト対象地域は、国の北東部に位置し自然の宝庫であること。精霊信仰の先住民族の地であること。その文化が急激な存続の危機におかれていること。など北海道やアイヌ民族との共通点は多くあります。
活動を通して見えてくるジャライ族の文化や現状を北海道の人たちに伝え、本道の少数民族であるアイヌ民族との共通点を考えてゆきます。その中から、我々が直面する環境問題、文化の問題、経済の問題などを考察し、情報発信していこうと考えています。
どさんこ海外保健協力会(DOSANKO Community Health International)
HP http://homepage3.nifty.com/hope-dosanko/
お店のテラスに注文の冷たいオレンジジュースを持っていくと、
パラソルの下、風が気持ちよく吹いているのがわかります。
夜は大通公園のビアガーデンもいいけど、
夏の天気の良い昼間には、みんたるテラスで
本を片手に時間を過ごすのはいかがでしょうか?
お友達との待ち合わせにも是非お使いください^^
こんにちは!水曜担当ムラカタです。
さてさて、最近のみんたるはイベント出店準備でおおわらわ。
ボランティアで手伝ってくれるメンバーと一緒に
昨晩も夜遅くまで作戦会議の嵐。
そうです。今年もあの暑い3日間がやってくるのです。
8月15日(金)から17日(日)の陽が昇るまで、
石狩湾新港を舞台に7万人規模の参加者が集まる、
日本最大級の野外ロックイベント。
そう「RISING SUN ROCKFESTIVAL」なのです!!
みんたるはNPO・NGO団体が集まるオルタナティブエリアにてここ数年、
出店を続けています。
現場は昼の暑さと夜の冷え込み、
砂ぼこりと眠気、トイレなどの生理現象との戦いで
実はけっこう過酷です。
それでも、
仲間と気持ちのいい音楽と気持ちのいい時間を共有できるし、
毎回がお客さんとの嬉しい出会いの連続、
人の輪が広がるイベントだと思っています。
だから毎年、普段来てくれているお客さんもスタッフとして巻き込んで、
みんたるはこの時期、かなり盛り上がっています。
アーティスト肌の人には看板書きを頼んだり、
お料理が得意な人には、メニューを考えてもらったり、
作業をしながらも笑いが絶えない日々です。
またこのブログでも、作業状況など報告しますね!
↓↓↓↓ みんたるイベント、前売販売、予約受付中 ↓↓↓↓↓↓
-8/4(Mon)
”カンボジア先住民族ジャライ族 (森と精霊の民)”
どさんこ海外保健協力会・現地ワーカー丹野さんのお話
みんたる主催
19時~
参加費 500円(ドリンク代)+カンパをお願いします
終了後、丹野さんを囲んで、交流会を開。催します。ぜひ、ご参加ください。(1ドリンクつき1500円)
カンボジア北東部に住む先住民族ジャライ族は、森の恵みを頼りに精霊を信仰しながら素朴で幸せな生活をしていました。しかし、現在は土地の略奪など様々な問題に直面しています。どさんこでは彼らの伝統的生活ができる限り保存されることを目標にしながら、来るべき生活の変化にも備えられるような支援を行って行きたいと考えています。
彼らジャライ族の生活の様子と、プロジェクト導入の経緯、今後の方向性を写真を交えてお話いたします。
●お話・・丹野太介さん
カンボジアのローカルNGO“るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあ“で研修後、青年海外協力隊(職種は漁業協同組合)として中米ドミニカ連邦へ派遣。現在、どさんこ現地ワーカーとしてカンボジア国ラタナキリ州駐在。ローカルスタッフとともに、カンボジア先住民族ジャライ族への支援活動を行っている。任期は2010年10月までの3年間。
●活動概要
ラタナキリ州は、カンボジア国北東山岳地帯に位置し、首都プノンペンからは600kmの距離にあります。東はベトナム、西はラオスと接する国境地帯で、そのほとんどは森林地帯で占められます。人口は12万人弱といわれていますが、うち7割以上は山岳少数民族です。ラタナキリ州には8つの異なる山岳少数民族が生活しています。彼らは、焼畑式移動式農業、狩猟など生活面すべてを森林に依存しています。また例外なくアニミズムと呼ばれる精霊信仰の民です。精霊信仰は自然崇拝との相乗効果により、森林保護に寄与してきました。
1950年代以降、ラタナキリ州の豊富な森林資源は注目を浴びてきました。大規模ゴム農園、さらにコーヒー、カシューナッツ農場地として、クメール人や外国人の資本家による大規模な土地購入が行なわれてきました。肥沃な火山性赤土、少ない人口密度、これらの条件が、商業プランテーション、水力発電、材木の伐採などの格好のターゲットになりました。また、宝石など鉱物資源も豊富です。近年の急速な開発により、ラタナキリ州への交通の便がよくなり、この傾向に拍車がかかり、少数民族の生活を圧迫し始めました。生活のほとんどすべてのフェーズを森林に依存している少数民族にとって、土地を失うことの意味は重大です。基本的に土地権利の知識など持たない少数民族に対して、搾取的な土地の取引も数多く行われてきました。
しかしながら、彼ら少数民族は教育を受けていないため、文字が読めない、計算ができないなど、経済活動を行うにはきわめて不利な条件を背負っています。現状では、大規模農場での安い賃金での労働力や、州都バンルンでの肉体労働などの選択肢しかありません。また、土地を奪われた女性がバンルンで売春を行うケースも目立ち、近年少数民族専門の売春宿などもオープンしました。最悪の場合、子供や女性などは人身売買のターゲットになる可能性も心配されています。
どさんこはそのうちの3村に入り、村人達自らこれらの問題の背景を分析してもらい対策も考えてもらいました。その結果、“学校がなく教育が受けられないために、読み書きができず、計算能力もないために搾取の対象になっている“ という現状分析があり、将来的な解決のためには”学校が必要である“という結論に達しました。そして、どさんこはこれら3つの村に小学校建築を支援することを決定しました。引き続き、地域密着型の文化保存にも取り組んでいく予定です。
●北海道発プロジェクトとしての意義
本プロジェクト対象地域は、国の北東部に位置し自然の宝庫であること。精霊信仰の先住民族の地であること。その文化が急激な存続の危機におかれていること。など北海道やアイヌ民族との共通点は多くあります。
活動を通して見えてくるジャライ族の文化や現状を北海道の人たちに伝え、本道の少数民族であるアイヌ民族との共通点を考えてゆきます。その中から、我々が直面する環境問題、文化の問題、経済の問題などを考察し、情報発信していこうと考えています。
どさんこ海外保健協力会(DOSANKO Community Health International)
HP http://homepage3.nifty.com/hope-dosanko/